『ベラ攻防戦』に興奮の坩堝、ファイブスター物語14

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藤井棋士の快進撃は止まらない!!
3月8日には公式戦初の師弟対決で見事に勝利を収めて、連勝14に伸ばす活躍!!この調子で快進撃を続ければ7代タイトルも獲得も夢ではないでしょう!!

『ベラ攻防戦』に興奮の坩堝、
ファイブスター物語14

魔導大戦の序盤戦の最大MH戦と言われる『ベラ攻防戦』。
主人公である伝説GTM調整士(スライダー)のレディオス・ソープに、新旧キャラが入り混じりのドタバタ進行に、13巻では酷評だったファイブスター物語とは、打って変わって高評価!!改めて、人の評価は当てにならないモノであることを認知すると共に、作者が劇中に設定するシステムやら細かい説明に一部ついていけない状態でもあります。

さてと、あらすじですが、枢軸軍の侵攻を阻止すべく、ベラ国国境付近に展開するツラック隊は悪戦苦闘の日々が続きます。そこに合流するソープ、ラキシス、ツバンツヒの活躍によって、徐々に押され気味の戦線が息を吹き返して、星団でも話題の戦地に変貌を遂げていきます。やがて、各国の思惑が入り混じりて、GTM(ゴティックメード)同士による大規模戦闘の火ぶたが切られ、戦いの後にコーラスに風は吹くのか、、、!!

意外と早い発刊に正直驚きと共に、早く続編が読みたいと言う衝動に駆られる作品ですが、作者の筆の遅さは有名で14巻の発売を史上最速と祝電が飛び交う始末。今後もこれくらいのスピードで発刊を祈る日々です(笑)

とまれ、ソープがベラ国国境に顔を出したのかが不明ですが、ソープのお陰でツラック隊は息を吹き返します。そこに謎の騎士として登場するツバンツヒが入隊することから、お互いに素性を隠し合うソープとツバンツヒを対比することで、話は大きく躍動していきます。特に印象的なのは、『詩姫の直命事件』のカイゼリンに対する二人のコメント!!
この二人の間に入るツラック隊のアイデルマ支隊長の言動は、時にして頼もしくも感動を与える事が印象的で、話の流れに緩急を生み出すのです。個人的には、頭を搔きながら現れる姿は、女版・ヤン提督に見えて面白いのですが、、、
全巻連続出演中のアイシャは、美味しい場面で登場です。

しかし、前巻は色々と伏線を張り巡らせたアナザーストーリーが多く展開されましたが、今回はベラ攻防戦だけでの話の展開が良かったのですが、色々と謎のキャラが多く登場したのも事実で、ハリコン・メロディの死にも何かいわくつきの流れになってきて、早く続刊を読みたい気分にさせる作品でした。