ツレが発見した2020年ナンバーワンの飲食店、清澄白河・フレンチ割烹『ほ志の』

江東区,食べ歩き

アメリカの大統領選挙がそろそろ終盤戦に入ります。個人的にはトランプ大統領の再選を望むが、アメリカ国民は再選を望んで無いみたいです。トランプ亡き後、対中関係で強い対応が出来なければ、もしかしたらアメリカの没落の始まりとして、この選挙結果が歴史の転換点になるのではと密かに思う。

ツレが発見した2020年ナンバーワンの飲食店、清澄白河・フレンチ割烹『ほ志の』

ある日、Twitterで中央区の飲食店を巡って呟いてるツレの友達が居て、密かに呟きをチェックしてるのですが、たまたま呟きのリツイートに掲載されてた御店に行きたいと、ツレがLINEで呟いたのです。色々と調べてみるといつも通ってる動物病院の通りに面してる如何にも怪しげな御店ではないですか!狸の置物が特徴的で、いつも何の御店かと首をかしげながら通ってた御店が、まさかのフレンチ割烹とは驚きです。ツレに誘われるがままに訪れたのが、清澄白河フレンチ割烹「ほ志の」です。

平日の夕方から訪れることにしました。白色の大きな布に黒のローマ字で「HOSHINO」と書かれた暖簾は印象的で、何故か隣に信楽焼の狸と言うアンバランスな目印。個人的には何でローマ字何だろうかと首をかしげます。元々、こちらは先代が御寿司屋さんで、今の店長がイタリアンやフレンチの修業を終えて、独自のフレンチ割烹を確立した時に、先代の御寿司屋さんを居抜き状態で店を譲り渡したそうです。ツレが教えてくれました。ツレの情報網、恐るべし!

先ずはハイネケンで乾杯!!

噂の晩酌セット

名物が少量の晩酌セットの威力は絶大

予約を取っての入店でしたが、入ってみると誰も居らず、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。取りあえず案内されたカウンター席に腰を降ろして、先ず最初の一杯を選ぼうとしたら、ビールはハイネケンしか無く、国産ビールはゼロでした。ここの大将はハイネケンが大好きなのかと思いつつ、他にドリンクメニューを見ると、面白いネーミングのサワーが何点か有ったので、どちらにしようかと迷ったのですが、やはり一杯目はビールで乾杯!

今回はコース料理でなくアラカルトでの予約(席のみ)なので、事前に食べログの口コミを参考に献立を組んできたのです。「フレンチなめろう」「肉じゃが」「レバーの塩辛」「とびっこポテトサラダ」は注文しようと!!メニューボートを見ると、「フレンチなめろう」が載っておらず、そこで「レバーの塩辛」や「とびっこポテトサラダ」等の前菜が少量で色々と小鉢に入れられた晩酌セットが有るので、それと「肉じゃが」を注文。

「にくじゃが」はじゃがいもに肉を巻いてから串刺しにしてフライパンで煮込む風態からして変わった「肉じゃが」で、串をほどいて食べると、当たり前ですが肉じゃがの味がします(笑)

晩酌セットは可愛い小鉢に計5品。勿論食べたかった「レバーの塩辛」に「とびっこポテトサラダ」と『ほ志の』名物メニューが小鉢に載ってます。個人的には「レバーの塩辛」に「とびっこポテトサラダ」もクオリティが高く、「レバーの塩辛」はまったりとしてコクのある味付けはお酒との相性が良く、追加注文をしたくなる逸品です。

「とびっこポテトサラダ」はポテトサラダが苦手な自分でも美味しく頂く事が出来ましたし、何より白とオレンジのコンストラクションの見映えが良く、一品料理で出される「とびっこポテトサラダ」のボリューム感は、テーブルに出された瞬間にシャッターの音が鳴る程のインスタ映えします。その他にイクラと湯葉の小鉢も美味しかったです。正にフレンチ割烹恐るべし、晩酌セットばんざーいです(笑)

その後に頼んだ「スフレオムレツ」はフォアグラを鰹節のように、オムレツの上に振りかけた3種類の味わいを楽しめる逸品に、隣のツレは大興奮です。青山や表参道に出店しても人気店になるレベルだと思います。

肉じゃが

名物 スフレオムレツ フォアグラの鰹節

サワーも充実、しかもグラスが面白い

食が進めば、お酒も無くなる。日本酒でも頂こうかと思ったのですが、サワーの変わったネーミングに心が奪われ、今回はサワーで攻めてみました。「フレッシュ塩トマトハイ」は塩味が効いた名前通りのサワーですが、塩味が効いてる分、トマト独特の甘味も増して美味しく度数も高くないので、お酒の苦手な人にも呑めるのではないでしょうか?

オーガニック梅干しハイは梅干しの甘酸っぱさが程よく、これも良い感じ、最後に東京狭山茶ハイ。茶ハイは味はお茶の味ですが、何故狭山に拘ったのかは不明です。ちなみに、私は最近茶ハイにハマってます。茶ハイは邪道と思ってた昔が懐かしく今では虜になった一人です。

ちなみに、トマトハイや梅干しハイ注がれたグラスが、ピサの斜塔のように傾いたグラスで出されており、一瞬酔ったかと錯覚したのですが、グラス内の梅干しを潰しやすくするために傾いてる便利なグラスです。あまり見かけないグラスなので、珍しく興味が湧きます。

メインは「たんこぶ」で、メニューボートを見つけた時はどんな料理か想像が尽きませんでしたが、聞いてみたら、タンを昆布でしめた焼いた料理で、ネーミングに捻りも無く、「そのままやないか」と突っ込みたくなりましたが、食べてみると、しめた昆布がカリカリして、タンもジューシーな味わいに、「旨いじゃないか!」と二度ツッコむ逸品です。

〆でリゾットを頼もうとしたツレは今日のリゾットは何かと尋ねると、「トリュフのリゾット」と聞き狂喜乱舞!最近、トリュフが無性に食べたかったツレは大興奮食べる気マンマンです。テーブルに登場すると香り高いトリュフとたっぷりのパルメザンチーズに、ツレで無くても心がワクワクします。プチプチとした食感に濃厚な味わいの最高に美味しいリゾットです

フレッシュ塩トマトハイ

たんこぶ

ツレがチョイスしたお店で素晴らしい一言に尽きます。料理のグレード、コストパフォーマンスも良く、これだけ二人で飲んで食べて1万切るくらいならば、まさに十分だと思います。食べログからだと、飲み放題のコースセットも有るのですが、アラカルトだけのチョイスで正解だったと思います。コロナで自粛ムードが漂い、満足に外食に行く機会が少ない中でも、『ほ志の』は今年度訪れたお店の中でナンバー1に間違いないと思います。

動物病院に通いながら、「狸の置物が有る変わった店だな」と思いながら店先を通り過ぎてた私にとっては「まさに隠れた名店此処に有り」の言葉が心をよぎります。もし清澄白河に訪れることが有れば、一度『ほ志の』に立ち寄ってみては如何でしょうか?予約必須のオススメするだけの価値は有ると思います。今度訪れた時は、額縁の書は大鵬親方かと聞いてみたいです。

オーガニック梅干しハイ

東京狭山茶ハイ

本日のリゾット(トリュフのリゾット)

『忍』の額縁、良いですね!