マーテル、気性に難あり、デビュー戦最下位

一口馬主

一口馬主を始めて3年目になるが、去年12月の出来事はまさに激動の洗礼で、毎週愛馬のレース結果を見る度に膝から崩れ落ちる日々です。やはり一口馬主の重要なファクターは馬を見る目よりも、調教師の才能に重視した方が良いと思う昨今です。

マーテル、気性に難あり、デビュー戦最下位

12月ギリギリで新馬戦デビューに漕ぎ着けたマーテルちゃんですが、テンションが高いと言うコメントを散見し、出資者としては不安が募ります。そんな気持ちを抱えながらレース当日を迎え、マーテルちゃんはどんな走りを見せてくれたのでしょうか。大本営(広尾サラブレット倶楽部)の発表は以下の通りです。
12月20日(日)阪神6R 2歳新馬・牝(芝1400m)に出走。ゲートで遅れを取り、後方から2頭目を追走。4角でいったんは馬群に取り付いたものの、直線で伸びがなく後退。結果18着(最下位)での入線となっています。
○浜中騎手のコメント
「ゲート内でもイレ込みがひどく、人馬ともに危ない状況でした。レースに向かうには、とにかく気性面でもう少し落ち着いてくれないといけません」
○武幸調教師のコメント
「やはり気性面が課題。この気性さえ落ち着いてくれれば能力はありそうな馬ですから、何とかしてあげたいところです。これだけイレ込んでいますし、トレセンでじっくり調教を積んでいくと、どんどんテンションが高ぶってしまいますので、この後はいったんリフレッシュ放牧を挟みたいと思います」
◆まだ馬が若く、パドックでの騎乗時や馬場入り後、そしてゲート内など、終始落ち着きを欠いてしまう形。レースに行って力を発揮することができませんでした。なお、このあとは、「チャンピオンヒルズでまずはリフレッシュを。次は帰厩から10日で競馬に臨んでみるとか、また色々と考えつつ使っていきたい」(師)と思います。(HTC)
膝から崩れ落ちました(笑)
VTRを眺めてると、テンション上げ上げでスタートは出遅れ、レースらしいレースも出来ずに、良くもこんな状態でレースに出したなって思う、まさかの最下位。レース前は期待が出来るコメントばかりでしたが、惨敗するとレース後のコメントは、後だしじゃん拳と言わんばかりの悲観的な言い訳のオンパレードに嫌気を刺します。そもそも、牝馬で気性面に難なりとは育成中には聞かれなかった項目で有りますが、そうと思われる予兆は既に有り、秋口に入厩したと思えば、直ぐにトレーニングセンターへとんぼ返りをしたケースが有りました。既にその頃から気性面での難は有ったのでしょうね。

レース後は、22日(火)にトレセン近郊のチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
武幸調教師のコメント
「無理を強いることで怪我をされたり、制御が利かなくなったりしては困りますからね。トレセンの環境から競馬までの流れの中でだいぶ気持ちが高ぶっている状況ですので、まずは牧場でリフレッシュを促し、落ち着きを取り戻してあげられればと思います」

牡馬なら去勢と言う手も有りますが、牝馬だとそう言う訳にも行かず、まさに八方塞がりです。しかも帰厩後、10日でレース出走させるプランまで出て来ては、調教師の存在意義を疑いたくなり、外厩で仕上げて調教師は何もせずでは、まさに名義貸し状態です。父ドゥラメンテは気性の荒さで有名な競走馬だったので、悪い意味でマーテルちゃんに遺伝で受け継がれたのでしょう。しかし、ドゥラメンテ産駒の牝馬は、牡馬に比べて勝利数が低いのは、こういう気性面の問題が有るからなのでしょうか。今後は種牡馬選びでの参考にしたいと思います。先ずは何より無事に戻って来てくれたので、次回の出走で1つでも着順が上がること祈ってます。