ガブリエル シャネル展と『エシレ メゾン デュ ブール』

旅行、観光、日帰り散策

仲本工事氏の訃報が飛び込んできた。ドリフターズ世代の自分にとっては、昭和のひとページが終わった感じで、悲しい限りです。ご冥福をお祈り致します。

ガブリエル シャネル展と『エシレ メゾン デュ ブール』

先日、三菱一号館美術館で行われた『ガブリエルシャネル展』を見学してきた。三連休の合間でしたが、多くの人が訪れて大盛況でした。

ネット予約も行われたのですが、既に完売しており当日券を求めて並ぶのですが、CHANEL愛好家が多数の行列で、入館するまで80分待ち。

ガブリエルシャネル展は、彼女が世に送り出したドレスから始まりアクセサリーと年代を追っていくと同時に、その時代に彼女が発言した語録をディスプレイに展示されている。

黒のドレスは特に印象的で、黒一色で作り出すシャネルのドレスは、現代でもエレガントに着こなせるデザインと、細部に至る拘りの裁縫技術に、男性の私でも思わず見とれるドレスばかりだ。

60年代の女性向けスーツは、映画でも良く見掛けるスーツの色合い形ですが、これもシャネルの影響が大きく及ぼしてるとの事。つまり、流行の最先端に居た証しでも有ります。

アクセサリーは、ビザンチンジュエリーの影響を大きく受けて、キリスト色の多いデザインばかりです。ダイヤモンド使ってないのが、特徴的でした。ファッションに疎い私にも、とても有意義な展覧会でした。

行列の「エシレ メゾン デュ ブール」へ

ガブリエルシャネル展を観賞し終えた後、ふらふらと辺りを散策してると、ふっと行列の出来てるお店を発見。

『エシレ メゾン デュ ブール』と言うパン屋さんなのか洋菓子屋なのか不明ですが、朝の9時くらいから、いつも行列が出来るお店で何屋さんだろうと気になってました。朝の行列時は仲通りまで列が出来るのですが、今日は店前で並び人も10組程度なので、思いきって並んでみました。

『エシレ メゾン デュ ブール』はフランス産A.O.P.認定発酵バター「エシレ」世界初の専門店で、エシレ バターのフル ライン アップはもとより、エシレ バター100%の お菓子やヴィエノワズリーなど、世界でもここにしかないものを取り揃えたお店です。

朝早く並ぶのも焼き立てのクロワッサンが目当てでらしく、食べログでも好評価のお店です。訪れた時は、「フィナンシェ・エシレ」、「マドレーヌ・エシレ」を販売したので、試しに、一個づつ購入しました。賞費期限は2日後まで。食べる前に、オーブンで温めた方が美味しく頂けるとの事。

「フィナンシェ・エシレ」は、エシレバターと厳選されたアーモンドを使用したフィナンシェ。トースターで十分温めてあげると、表面がクッキーのようにサックサクになります。中はしっとり、バターの芳醇な香りが楽しめる生地になっています。トースターで十分温めないと、表面が硬い食感で、これはこれで旨味を噛み締めるという意味で美味なのですが、やはり焼き立てに近い美味しさを味わうためにはきちんと温めたほうがいいと思います。

「マドレーヌ・エシレ」は、エシレバターを使ったマドレーヌ。こちらも温め直していただきました。こちらは卵白だけのフィナンシェと違い全卵を使っているので生地も黄色っぽく、また表面はサクッと軽く、中もふわふわっとした食感でした。またレモンピールの酸味が効いています。

帰宅してから、紅茶を容れて、どちらも美味しく、エシレバターの破壊力を見せつけられて、行列の長さに納得です。次回はクロワッサンを是非食べたいと思います。優雅な1日を送れて至福です(笑)