2017年末伊勢丹謝恩会戦利品①『ギローバー』 ストライプ ドレスシャツ

インポート,シャツ

2017年年末、新宿で行われた伊勢丹謝恩会に訪れてきました。こちらの目的はコートですが、一生モノのコートを見つける事が出来なかったです。年始のクリアランスセールに期待しないと行けないかと思うのですが、それで謝恩会をぶらぶらと掘り出し物を探してみると、結構良いモノに出逢うことが出来ました。

2017伊勢丹年末謝恩会戦利品①
『ギローバー』 ストライプ ドレスシャツ

ギ・ローバー(GUY ROVER)
1967年北イタリア・ヴィチェンツァにて創業。オールマシンメイド(ミシン縫い)のしっかりとした縫製・着心地の良さを追求する品質選び・身体を包み込むような立体的なデザインに定評のあるシャツメーカーです。また、高級ブランド(OEM)のシャツを生産していたファクトリーとしても有名です。インポートブランドが高騰する中で、品質を落とさずに価格も据え置きするシャツブランドとしてイタリア製のシャツを気軽に楽しむ事のできます。

とまれ、色々とうんちくを綴りましたが、イタリア共和国ヴェネト州に有る都市ヴィチェンツァは、15〜18世紀にヴェネツィア共和国統治下で繁栄。16世紀には建築家アンドレア・パッラーディオが活躍し、古典的ローマ様式をとりいれた壮麗な建築物で街に独自の景観をもたらしました。
ヴィチェンツァ市内に残るバジリカやオリンピコ劇場等23の建物の他、「ラ・ロトンダ」をはじめとするパッラーディオの建てた優雅なヴィッラ(邸宅)がヴェネト州内の各地に点在しています。彼の作品に影響を受けた「パラディアン様式」の建築スタイルは英国、欧州各国や北米にまで広まり影響を与えました。またうんちくを綴りました(笑)。
そんな素晴らしい都市に街工房を構えるギローバーのシャツが作られてると思うと、イタリアには行けないけど匂いを嗅げば行った気分になるかと非現実的な妄想に陥り、ギローバーのシャツを肌に纏えば、イタリア人になって街中を闊歩出来るかと阿呆みたいな事を考えます(笑)

マシンメイドでも、ギローバーの正確な縫製

バルバ、フィナモレとイタリアシャツブランドが高騰する中でも、ギローバーは懸命な努力で価格を据え置きをし、まさにイタリアシャツブランドの中で希有な存在です。また鹿の子ポロシャツなど、ドレスシャツからカジュアルまで幅広く世界に送り出し、その品質は日本でも広く高評価です。
個人的にも、カジュアルシャツ2着、ドレスシャツ1着をブログを始める前に既に購入してましたが、今回で4着目です。ギローバーのシャツはどんなシャツかと表現するなら、まさにマシンメイドの申し子と言えるべき正確無比のフィット感。イタリアブランドに良く有りがちなムラの有る作りとは程遠い寸分表(サイズ表)の誤差のないシャツの縫製は驚きます。もちろん、着る方の体型により個人差は有ります。

柄のストライプですが、胸の柄と襟の柄がきっちりと合うように縫製されてます。柄合わせをすることはシャツを着た人が周りからどう見られるかを考えて、着る人のことを考えて計算し尽くして合わせてるので、この辺の柄合わせをおろそかなにするブランドをよく見かけ当たり外れを引くことは有りますが、流石、ギロバーの縫製力と技術力のスゴイところです、手抜かりが有りません。こちらのシャツはカジュアルのコーナーに有ったのですが、襟元はワイドカラーで有った為だと思います。最近は、ワイドカラーでもドレスとして着こなすことも出来るので、お得感が強いです。スーツやジャケットに合わせるのも良いですが、カジュアルなのでGジャンで合わせてみました。春夏向きで爽やかな感じで、流石ギロバーです。
通常では2万円超えのシャツが、年末の謝恩会では14000円とお得感がいっぱいです。イタリアシャツの入門編として、ギ・ローバーはオススメです。