『男やもめと静かなる丼(ドン)』 巷で噂の焼きカツ丼を、食べてみよう、日本橋「とんかつ HAJIME」

中央区,日本橋,食べ歩き

最近、ツレに全然会ってないです。この前、ミニオンズを観に行こうかと誘ったら、渋谷のミニオンズシートで観たいと言われて、都合がつけずに会えず。またコロナが増えつつ有るので、当分会えないかと思うと寂しいです。

男やもめと静かなる丼(ドン)』 巷で噂の焼きカツ丼を、食べてみよう、日本橋「とんかつ HAJIME」

日本橋室町のスタバーでお茶をして、気分転換で裏通りを歩いてると、オープン仕立てのとんかつ専門店を発見。何気なくグーグル先生で検索をしてみたら、重厚なとんかつの断面と、どんぶりの蓋が閉じられないとんかつのボリューム!「これは何だ」と更に調べてみると、地元で勢力を伸ばしてる焼きカツ丼と判明。これは食さないと巷で噂の焼きカツ丼を食べてみようと、今回訪れたのが、「とんかつ HAJIME」です。

「とんかつ HAJIME」は「三田製麺所」を展開中の『エムピーキッチン』が5月26日にオープンした新業態である【トンカツ専門店】 です。1992年(平成4年)設立の『株式会社エムピーキッチン』の主力ブランドである「三田製麺所」は、東京23区内だけでも17店舗を展開中ですので、行かれた事のある方も多いとは思われます。ちなみに、私は行った事がないです(笑)

焼きカツ丼って、そもそも何。

渋谷のとんかつ屋『瑞兆』から始まったと言われる乗せるカツ丼、玉子でとじてないカツ丼。カツ丼は豚カツを卵とじすることによってタレとカツを煮込ませるのに対して、揚げたカツを半熟玉子の上に乗せてタレをかけるだけなのです。タマネギとかは一切なく、シンプルにカツ、玉子、ご飯の組み合わせで御客様の胃袋を魅了するのが焼きカツ丼です。

カツ盛り盛りのインスタ映えで話題を呼んだ有名な門前仲町『とんかつ 丸七』がブームの火付け屋となり、水天宮前『カツ丼は人を幸せにする』、そして今回の日本橋『とんかつ HAJIME』と隅田川沿いが激戦区と化しつつあります。私の知らない間に、地元が熱い激戦区になってるとは、由々しき事態です。これは焼きカツ丼の実態を調べるべく、散髪終わりの後、「とんかつ HAJIME」に足を向けるのです。

 

 

 

 

 

 

人形町から徒歩で三越前まで歩くのですが、カキフライ定食で有名な『三友』の前を通ると、店先に『本日限定カツカレー』と書かれた看板が掲げられてるでないですか!凄く食欲を掻き立てるのですが、初心一徹です。迷わずに「とんかつ HAJIME」を目指すのです。

「とんかつ HAJIME」に11時40分頃に到着すると、既にお目当ての『特上 焼きかつ丼』は品切でした。開店と同時に売り切れる人気メニューになってます。困った私は、5食限定の「桜山豚」(オーシャン豚)の焼きかつ丼は、まだ残ってると言うので、奮発して、ご飯大盛りで注文しました。

「とんかつ HAJIME」で調理される食材の豚肉は、「四元豚」と「桜山豚」(オーシャン豚)の2種類の豚肉を使用しています。

厳選した「四元豚」は10日間熟成した日本橋 とんかつ 一 HAJIME店舗専用の肉で、桜色をした肉はきめ細やかで柔らかいです。上質な脂は融点が低いため、軽くまろやかな口当たりが特徴です。

栃木県塩郡丘陵地で育った国産ブランド豚「桜山豚」(オーシャン豚)は、美味しいサシに、淡い桜色の肉色。口に含めば舌先でさらりと上質な脂が溶け出し、きめ細やかな繊維でやわらかいのに噛むほど旨みが広がるのが特徴です。

パン粉はサクサク感と衣の剣立ちを重視した「焙焼作り 生パン粉」を使用しており、油切れのよい粗目の生パン粉です。まんべんなくパン粉をつけてヘルシーな「ベジフルーツオイル」で揚げます。

とんかつを揚げる油の「ベジフルーツオイル」は、菜の花・パームの実・とうもろこし由来のオイルはビタミン豊富、ヘルシーでカラダにやさしいオイルです。お米は福島会津産「こしひかり」を使用し、とんかつとの相性抜群だそうです。

店内に入るとカウンター席が10席。この座席数でやっていけるのかなっと、回転率などを計算しながら、待つこと10分。キャッチフレーズそのままに、美味しい焼きかつ丼が目の前に登場。

早速、カツを口に頬張ると、パサパサした肉の食感だけして、全く味がしないのです。豚肉はかなり厚いので、肉を叩いてあるせいなのか?肉の繊維が強く感られて、ジューシー感は殆ど無くて旨味も薄い、と言うより味が全くしない。

まさか私の舌が変なのか!嫌々、もしかしてカツはそのまま食べてはいけないのか!何かで味変するの、塩とか、でも甘いタレと混ぜて、更に塩を振り掛けて食べるのは変では。だんだんと頭が混乱してきました。

そもそも、かつ丼はカツを煮込んでますから、甘い味がします。焼きかつ丼は甘いタレをかけて終わりです。と言う事は、素材の味がダイレクトに出るのですが、何故かカツの味がしないのです。

見た目はスゴいように見えますが、ご飯も量も多くなく、先入ってロースカツ定食を食べてるよりも、早く食べ終わる始末。本当にご飯が大盛りだったのかと不思議です。

何かフラストレーションが溜まったランチだったので、水天宮前の『三友』のカツカレーを食べようと、急いで戻ると、休憩中の看板が。暫く、一人で丼巡りも悪くないと思い、シリーズ『男やもめと静かなる丼(ドン)』を始めようかと思います。とりあえずは近隣の焼きカツ丼を食べ巡ろうと思うのですが、最初の躓きにフラストレーションが溜まった1日でも有りました。