新宿末廣亭付近で、ディープなイタリアン発見、『RIO』

新宿区,食べ歩き

渡辺明棋王(38)=名人=に藤井聡太竜王(20)=王将、王位、叡王、棋聖=が挑戦する将棋の第48期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第3局が5日、新潟市で指され、渡辺棋王が藤井王将に174手で勝って対戦成績を1勝2敗とした。先手番では圧倒的な強さの藤井竜王に対し、連敗続きの渡辺名人が意地をみせて、対藤井竜王戦の連敗を「7」で止めた。大注目の第4局は、3月19日、栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で指されます。

新宿末廣亭付近で、ディープなイタリアン発見、『RIO』

芸事が近くに有ると、飲食店が軒を連ねるのか知りませんが、新宿三丁目の末廣亭界隈は飲み屋が多いです。歌舞伎町辺りで飲むのは、年齢的にもハードルが高い、と言うより怖い(笑)

伊勢丹やマルイが近隣に在所してるので、閉店後に一杯飲みたい人々が、末廣亭界隈の飲食店へ流れ込むのでしょう。店側にすれば、二回転目の御客様が、黙ってても、客が訪れる仕組みになってるのです。

末廣亭で落語などの話芸を楽しみ機会が多くなり、新宿三丁目で良く飲み食いをする機会が増えてきました。そんなある日、昔の職場仲間から連絡が有って、久し振りに飲もうかと訪れたのが、新宿三丁目に有るイタリアン『Rio』です。

舞台俳優が遅くまで飲み明かす居酒屋で有名な「酒林房」と同じビルに店を構えてる。しかも、エレベーターは無く、階段で4階まで登るのはキツい。

苦行の4階までを登りきると、目当てのイタリアン『Rio』。白を基調にした内装と暖色系の照明が家庭的な雰囲気を醸し出し、入口付近がカウンター席、奥がテーブル席に分かれてる配置で、対面式カウンターの厨房では、オーナーシェフが一人で御客様の注文を捌いてます。

ファーストドリンクは、グラスのシャンパンで。その後に、店員さんを呼び、アラカルトで注文。時間がかかる肉料理「イベリコ豚のグリル」、魚料理は、本日のアレから「サーモンのマリネ」、前菜が「イベリコ豚の生ハム(ハーフ)」と「フルーツトマトとルッコラチーズのサラダ」、パスタはお腹の次第でオーダーするかで決定。

メニュー表を見てると、最初のページに『Rio』の紹介文が綴られてます。気になって読んでみると、目の前で調理してるシェフが、2003年に何気なくイタリアへ単身旅行に訪れます。人生初のヒッチハイクを敢行すると、イタリアの奥地の小さな村に連れていかれ、2年間も不法滞在。そんな経験を活かして、平成大不況の真っ只中の、2012年12月に『Rio』をオープンした。

破天荒なオーナーシェフですが、メニューボードを見てると、「今年こそ、禁煙、娘のために!競馬は止めません、娘の為に!」、「神よ、貴方は方舟に馬まで乗せた?この動物さえいなければ」や、競走馬の馬名が散りばめらてる。厨房で一生懸命料理を作るオーナーシェフは無類の競馬好きなのでしょうね。

話が脱線しましたが、オーナーシェフの人柄なのか、腕の良さでしょうか、出される料理は何れも美味しかったです。美味し過ぎて、思わずパスタまで注文しました(笑)

お酒も料理も結構頼みましたが、ひとり5,000円しない程度でした。これは安いです(個人的な感想です)!店内は若いカップルも多かったので、デートで利用する客層が多いのでしょう。また、奥のテーブル席では、団体さんがイタリアンを頬張りながら、楽しい時を過ごしてます。イタリアの小さな村で宴会が行われてる雰囲気を醸し出してます。

ユニークなオーナーシェフが、作り出す料理とアットホームな雰囲気、また是非『Rio』に訪れてみたいと思います。