早稲田で語り継がれた名店が、虎ノ門で復活 カレー屋『夢民』

港区

X(旧Twitter)を始めてから、訪れた飲食店はその日の内に書き込みをするのが、ブログの方は忘れてしまう。と言うより、書き込んだ満足感で安心感を覚えるのだろうか、それとも短文で済むX(旧Twitter)は、私の性格に合うのかもしれない。

早稲田で語り継がれた伝説のカレー屋が虎ノ門で復活『夢民』

何気なくネットニュースを閲覧してると、「早稲田で名店と絶賛されたカレー屋が、虎ノ門で復活」と見出しが目に飛び込んできた。カレーは詳しくないが、興味が湧いたので、食べに行こうと思ったのが、今回訪れたカレー屋『夢民』です。

虎ノ門と言うよりも内幸町よりで港区立南桜公園側に店を構えてます。近隣には『蕎麦 さだはる』、『キッチン 南海』等の老舗が軒を連ねてる。それでも立地的にはオフィス街の中に有り、人通りの多い道から外れた場所に在る為。集客力は有るのかなと心配になる。

店外はちょっとした日本料理屋風の佇まいで、看板が路面に出てないとカレー屋とは気付かない。店内に入ると、開店したばかりか内装がとても綺麗に感じる。とりあえず、カウンター席に座る。注文は目の前にあるタブレットで行う。メニューを眺めると、新しい試みのベジタブルカレーと、早稲田時代からのポパイカレーが主流みたいだ。

ベジタブルカレーは、虎ノ門に移ってから始めたカレーで、規格外野菜を積極的に使用し食品ロスの削減に試み、時期より野菜の種類は変わりますが、8種、14種、20種のベジタブルカレーを選べます。また、ルウも「海老」、「チキン」、「ポーク」、「豆乳」と選べ、お好みの味を楽しむことが出来ます。

私が注文したのは、早稲田時代からの名品ポパイカレーの流れを汲む「ベーコンエッグ野菜カレー」。トッピングで、トマトとほうれん草。ご飯は大盛りで、辛さはホット1でタブレットで注文。調理し始めて10分くらいでしょうか、テーブルに登場しました。

野菜はしゃきしゃきしら感触が楽しめるキャベツに、お米は京都府産の「日本晴」を使用し、さらさらしたルウに合うよう固めに炊いてます。何種類もの香辛料を使い、創業から変わらない味のスパイスは絶妙な味わいを食した者にもたらします。

テーブルの上に現れた「ベーコンエッグ野菜カレー」は、ご飯大盛りで頼んだのですが、見るからにボリューミーです。ルウの辛さはホット1だが、私はこれ以上辛くすると、辛すぎて食べれなくなるため、ちょうど良い辛さだ。それでも汗を書きながら一心不乱にカレーを頬張る。

キャベツの食感と甘味が辛さのコントラストをつけて、より一層に食欲を掻き立てる。カレーってこんなに旨いのかと、改めて気付かされる。しかし、こんなに旨いカレーが長い間食べれなかったと思うと、少し残念だったと思うと、同時にこれから食べる喜びが湧く。会計時に置いてあった口直しの飴が、とても美味しい。今度訪れる際は、ベジタリアンカレーに挑戦したいと思いながら、店をあとにするのだった。