芝桜を見に、話題必至の秩父へ!!

旅行、観光、日帰り散策

今年はテーマは「旬の華」を求めて、色々と訪れる事。2月は菜の花、3月は桜と巡りましたが、4月は芝桜を求めて秩父へと足を伸ばしました。関東近辺で有名な芝桜スポットは2箇所。1つは富士山麓の河口湖、もう1つは秩父です。富士山の「芝桜」はアクセスに時間が掛かるので、今回は秩父へと訪れるのでした。

「秩父」は話題の観光スポット

土屋太鳳さんの「ちちんぶいぶい」と叫ぶながら踊る西武鉄道CMは良く流れて話題になり、口コミで広がった「秩父の雲海」ではテレビのワイドショー番組でも取り上げられる等、本当に秩父がアツいと言って良い程、観光スポットで話題が多いのですが、秩父は埼玉の奥地ですが、池袋から特急で1時間半程度で秩父まで行けるこの時間的な有利さはとても魅力です。しかし、何故「秩父」が今アツいのでしょうか?
それは、小田急電鉄は箱根、東武鉄道は日光と各私鉄の終電には観光スポットが有るのですが、西武鉄道の観光スポットとして、「秩父」に着目したのは自然の成り行きかも知れないです。土屋太鳳さんの前には、吉高由里子さんや又吉直樹さんのCMを流すことでかなりの力を入れた西武鉄道、その結果年々と観光客人口を増加させるのですが、2・3年前はアニメ放映の聖地として若者を取り込みを行うなど、話題の「秩父」に今回は遠征することに決めました。

特急「レッドアロー号」で秩父を目指すのですが、もうすでに缶ビールや缶詰を購入して酒盛り騒ぎで秩父に着くまでに缶ビール3本開ける始末でテンションがアゲアゲです。特急レッドアロー号は先頭車両1号車にトイレが有るので、その隣の2号車で特急券の予約購入。
ちなみに、特急券購入に関しては「チケットレスサービス スムーズ」はとても便利です。座席指定は出来ませんが、何号車両の指定は出来るので、トイレ近くや進行方向に合わせて車両選びもできます。ちなみに、特急券の時間変更もネットやスマホから行えるのも魅力です。
池袋を出発したレッドアロー号は、「飯能駅」でスイッチバックをして進行方向が変わります。ここからは完全に山あいに電車は進むのですが、窓から見える風景はほのぼのとする集落や小川が流れる風景を見るに連れて、「ああ~~、都会を離れたな!!」って勝手に哀愁ぶるのでしたw
無事に秩父駅に到着!!
周りにはオープン間近の複合施設の準備で人混みが多かったですが、その人混みを横に昼食の取るために秩父蕎麦の名店「わへいそば」を目指します。土地勘がないのですが、地図に頼って決まったルートで通るよりも、まさに直感に頼ってグルグル回りながら目的地に向かうのも旅の醍醐味というのか、「御花畑駅」を通ると長閑な風景にココロが奪われます。電車も1時間に2本しか来ないですから踏切を渡りながら閉じることは有るのかなって思いますが、そのまま素通りして街中を散策するのですが、街中はアニメのポスターだらけで深夜アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」で聖地巡礼になってるみたいです。多くの若者が訪れてるのでしょうね。ダラダラと歩いてるの目の前に見える神社が、、、「秩父神社」です。

秩父神社に訪れて!!

秩父はパワースポットの多い神社が点在することで有名ですが、街中に有る秩父神社と言えば、秩父を象徴する武甲山の男神と秩父神社の女神が、年に1度だけひそかに会う日に行われる「秩父夜祭」は日本三大曳山祭の1つで、その屋台ばやしは埼玉県の無形文化財にも認定されて、近年ではユネスコ無形文化遺産に登録されました。夜祭りの日は宿泊施設は満杯状態で、予約するにも一年前から取らないと行けないくらいの人気の大祭です。秩父神社の御利益は縁結び、恋愛成就の神様で、秩父で有名なパワースポットの1つとして、女性の方々が訪れるそうです。秩父神社の歴史はとても古く、平安初期の書物によると紀元前87年に創建された記述が有るくらい由緒ある2000年のルーツの有る神社です。鎌倉時代から戦国時代にかけて、社殿が焼失することがあり、現在の社殿は徳川家康公の命によって造営(権現造)されました。お詣りを終えて社殿をくるりと見て廻ると、家康公が造営しただけの事があり、社殿の彫刻は色々と細工が施してあります。時代も江戸時代で同じ時代に造営された日光東照宮に似てます。社殿東側の「つなぎの龍」は地元の逸話に登場する龍ですが、色鮮やかにブルーの色合いで見事に生き生きした青龍を描いてます。
社殿西側に描かれた3匹の猿にも注目です。三猿と言えば、日光東照宮の三猿が有名ですが、こちらの三猿は苦悩する姿はなく「お元気三猿」として有名です。その他にも、寅、龍、フクロウ、猿と4面毎に見事な彫り物で見応えがありますので、機会が有れば、『秩父神社』に訪れてみては如何でしょうか?

蕎麦屋『わへいそば』に訪れて!!

秩父神社の参拝も終えて、『わへいそば』を目指すのですが、街中の路地をぐるぐると徘徊しながら、ちょうどハープ橋が見えて、そこから秩父駅方面へ歩くと『わへいそば』の看板が見えてきました。蕎麦屋に着くまで専用駐車場も2箇所も有って満車状態なので、急いで走るのですが着いたら何と予約の団体客で時間がかかる趣旨の張り紙がwとりあえず、順番待ちの紙に名前を書き込んで暫く待つのですが、午後1時に着いたのがその前に書き込まれてる名前の数が20グループ以上とはかなりの順番待ちになること必至で、地元の人は1時半から2時間待ちと話してるのを聞いて、先程目にしたハープ橋を観に行くんでした。

秩父公園橋(別名 秩父ハープ橋)を歩くとかなり高さが有り、覗き込むとその下に一本橋が掛かってるではないですかwどんだけの高さなのって思いますが、この橋を渡ると秩父ミューズパークへ行けます。かなり展望が良いみたいです。ちなみに、アニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」で出てくる橋は「秩父橋」「新秩父橋」でここから上流の方にかかってます。訪れた時は晴天で、橋からは武甲山もよく見えます。橋の真ん中には休憩できるように椅子を設けてるので、のんびりと風景を眺めます。ハープ橋で1時間位で時間を潰して、「わへいそば」に戻ると、「蕎麦が在庫が間もなく終了」の張り紙が有り順番からすると後8組目。待ってる間に、ある疑問が、、、「もりそば」と「ざるそば」の違いについて!!
ネットで色々と検索してみたら、昔は「かけそば」と「もりそば」で、江戸時代は蕎麦をいちいち汁につけて食べず、蕎麦の入った器に汁をぶっかけて食べたことから「ぶっかけそば」と呼ばれ、それが時代とともにもじって「かけそば」と呼ばれるようになり、逆に蕎麦を器の上に山のように盛って汁につけて食べたことから「もりそば」と呼ばれるようになりました。簡単に言えば、かけそば=温かい蕎麦・もりそば=冷たい蕎麦です。江戸時代中期になると、深川洲崎にあった「伊勢屋」が蕎麦を蒸籠や皿の盛り付けず、竹ザルの上に盛り付けて出したことが、「ざるそば」の元祖と呼ばれてます。その後、「ざるそば」にもみ海苔を蕎麦の上にかけて売り出されるようになりました。現在は「もりそば」にもみ海苔を載ってるのを「ざるそば」と呼ばれるようになりました。検索して時間を潰してたら、ちょうど呼ばれました。
かなり待ったので、とりあえずビールをお願いしたら、お通しが出されました。「わへいそば」はもりそばやざるそばの汁がそば汁の他にクルミ汁を出す事が有名でANA機内パンフレットで掲載された有名店ですが、秩父は蕎麦で有名で、地元の人は蕎麦通の方が多く、そんな中でも人気の蕎麦店なのです。遠方から来る方も多く車のナンバーを見ると静岡、山梨と他県ナンバーばかりでした。そんな車で来店するおきゃくさんの隣でビールを飲むのです。箸休めに特産物三点盛りと天ぷら大盛ざる蕎麦を注文しました。クルミ汁はプラス100円です。連れと一緒だったのですが、普通の蕎麦汁とクルミ汁を食べ比べすることにしました。
三点盛りは、左から「みそポテト」「蕎麦豆腐」「しゃくしな漬け」の三点で、みそポテトはジャガイモの天ぷらに味噌ダレをかけた一品で、この後訪れる「道の駅」にはみそポテト味付けのポテトチップスが販売してる秩父のB級グルメです。初めて食べましたが、ホクホクしたジャガイモの食感にゆず風味の味噌ダレが甘みも程よくとても美味しかったです。しゃくしな漬けは野沢菜漬けの食感で、蕎麦豆腐もとても美味しく頂きました。

三点盛りで一杯呑んでたら、お目当ての大盛天ぷらざる蕎麦が登場!!
蕎麦殻の黒みが蕎麦に見える平たい少々太麺でコシが強く、とても美味しいです。クルミ汁は見た目「胡麻ドレッシング」に見えるのですが、味わいはクルミの味わいがとてもクリーミーで、蕎麦につけて食した感じはサラサラした感じがして美味しいです。連れがクルミ汁を気に入って美味しい美味しい」の連呼モード。蕎麦湯を加えると一層クルミの味は感じて美味でした。食べ終わったのが、3時!!
昼食ならず、三時の蕎麦でした(笑)

「わへいそば」を後に、道の駅経由の羊山公園を目指すのですが、道の駅はアンテナショップ的な感じでお土産が色々と陳列されてますが、先程食したみそポテト風味のポテチが!一瞬買おうか迷ったのですが、荷物になる感じが有ったので断念しましたが、後で思ったのですが、帰りの電車で食べれば良かったと後悔するのでしたwお土産を求めるなら、道の駅で購入するのも良いでしょう。

「羊山公園の芝桜」を訪れて!!

羊山公園を目指すのですが、南北に二分される形で北ブロックは「見晴らしの丘」が、南ブロックが「芝桜の丘」などがあります。戦前に県の綿羊種畜場が設けられていたことが、「羊山」の名の由来です。ちなみに、名の由来から芝桜の丘の西に「ふれあい牧場」が設けられて羊が飼われてます。訪れた時にはその隣にサラブレットも飼われてました。
さてと、何を勘違いしたのか北ブロックからの山道から公園を目指すのですが、かなりの急斜面で登るのに苦労するのですが、登りきった後に見える「見晴らしの丘」からの秩父市内の風景は、まさに見晴らしが良く市内を一望出来るのです。そこから南ブロック「芝桜の丘」を目指すのですが、アップダウンの高低差で徒歩で向かうのですが、車で来るには芝桜の時期はかなりの混雑が有るみたいで、臨時駐車場も設けますが、大渋滞は覚悟みたいです。
芝桜の丘は入り口は3箇所有りますが、入場料(300円)を販売してるのは中央口のみです。間違えて違う入り口から行こうとすると入場券が無ければ入場出来ないので気を付けましょう。西武秩父駅近くで入場券を販売してるので、中央口から入らない場合は予め購入した方がいいでしょう。
さてと、お目当ての芝桜ですが4月の下旬ですが、満開には程遠く所々で「土」が見える場所多く点在してますが、そこはGWに向けて調整する為も有り、逆に訪れた時に丘一面に芝桜が満開だと5月上旬まで持ちませんよね。その辺は愛嬌で!!小路を歩きながら、芝桜を観てるとキレイな色合いに癒やされます。ちなみに風が強い時もあるので、防寒で一枚羽織る物があると良いでしょう。かなり風通し良い丘で時間帯によっては寒く感じました。

芝桜が咲いてない場所には「土筆」が点在していて、何年ぶりに土筆を見たのだろうとある意味芝桜以上に感動する一幕も有りました。芝桜の丘の中央口の隣に併設されてる「特産物販売」もお勧めです。イチゴのカップ売りや桜ビールも美味しく頂きました。何とも至福の時です!!
中央口には行く途中に広場が有るのですが、そこの桜がとてもキレイです。観光客の皆さんも立ち止まりシャッターを押す姿が多く見られました。こちらも思わず撮りましたが!!
さてと、これだけ色々と巡ってると特急電車の出発時間に間に合わなくなり、サイトから予約時間の変更をしました。やはりネットからの特急券購入はとても便利ですよね。おかげで、時間を気にせずにのんびりと市内散策もできました。

西武秩父駅に着くと、お笑い芸人のウド鈴木さんにお会いしました。とても物腰は低く帽子を脱いですれ違う人に挨拶する姿は好印象でした。
帰りの電車も呑んでましたが、途中で疲れて寝る一幕も(涙)かなり歩いたので歩き疲れが出たのかもしれないです。正直秩父は初めて訪れた土地ですが、秩父は観光スポットも多く点在していて、今回は訪れることが出来なかった長瀞方面へぜひ行きたいですし、その場合は今回みたいに日帰り旅行は無理かもしれないので、一泊旅行も視野に入れないと行けないのかなと思う次第ですが、今回日帰り旅行で「わへいそば」で2時間もかかったのは痛かったですね。
色々と反省しながら、いつもお世話になってる『牛楽城』でマッコリ呑みながら語らうのでした。