アノ星のマークは、開拓者の誇りのシンボル!!

旅行、観光、日帰り散策

今年は華を目当てで色々と出掛けてますが、5月は華があまりないと思い込んでいて、自分の学の無さにお恥ずかしい話ですが、5月は「バラ」を見ようと思ったのですが、ツレが工場見学が良いと相談してきてたので、今回は『サッポロビール千葉工場』に訪れて来ました。

『サッポロビール千葉工場』を訪れて!!

今は工場見学が流行ってるみたいで、色んな企業が工場見学の募集をネットで申し込めるようになっており、ネットで色々と検索すると、お菓子系などのメーカーなどは子供連れ家族が土日に申し込んで繁盛してるようです。お菓子の工場見学はちょっと置いといて、やはり大人が行く工場見学ですから、大人の特権のお酒が飲める工場見学へと目が向くのも、自然の成り行きかもしれないです(笑)

JR津田沼駅の南口から下車して、徒歩徒歩とバスロータリーの一番端側へ歩いていくとシャトルバスが登場!!
「JR津田沼駅」→「京成津田沼駅」→「JR新習志野駅」→「千葉ビール園」とバス移動。JR新習志野駅を過ぎると工業地帯らしくトラックが多く行き交い、色んな企業の看板がチラホラ見えてきます。そんな期待と共に見えてきました、アノ星のマークが。

JR津田沼駅から30分、海沿いの工場内に何故ヤシの木が植えられてるかは不明ですが、南国をイメージした雰囲気を醸し出したいのでしょう。ちなみに、直ぐ側の港に南極観測船「しらす」が係留されていて、ビール工場とコラボで見学する事ができます。応募する時は予めに日にちを確認したほうが良いでしょう。訪れた当日は「しらす」の見学も出来たらしく、多くの年配の方が訪れてました。

フロントに着くと、見学料の「500円」を支払いプレートを貰いました。フロントの隣のラウンジで待ってると係員の方がツアーの軽い説明をして、いざ二階へと出発するのです。ツアー自体は少人数で10人位のツアーでしたが、工場見学と言っても別に工場の中を見学するのでなく、軽く通路に有る展示物・煮沸釜・発酵タンク・熟成タンクとビールが出来ていく工程を見学するのですが、最終的な缶詰、瓶詰はビデオ視聴で終わりました。「黒生」と呼ばれるサッポロビールの「生」は加熱処理をしてないビールのこと意味して、加熱処理をしてるビールは赤ラベルのラガーだそうです。

案内人の女性の方のリズミカルなトーク説明で、サッポロビールの「黒生」誕生の秘話と千葉工場の偉大さが分かるツアーで、もし千葉工場で非常事態が発生したら、関東一帯は「黒生」は飲むことが出来ない程の生産量を誇るのです。

サッポロビールは何故「黒生」に拘るか?

黒ラベルに記載されてる「旨さ長持ち麦芽!!」
この永遠のテーマを目指して、サッポロビールの目指したこだわりのポイントは3つのスローガンは。

クリーミーな泡。爽やかな後味。麦の旨味。

サッポロビール「黒生」の味を決める原料は麦にホップと素材に拘るところに始まるのは、その昔に加熱処理をすることにより酵母の発酵を止めたラガービールが主流だった時代に、加熱処理をせずにビールの旨味を伝えたいと言う想いから、試行錯誤の上にサッポロビールが目指した「黒生」は発売当時の消費者に大きな衝撃を与えたでしょう。ビールの原料を育てる生産者との妥協をしない対話によって大事に育てられた原料が、こちらの千葉工場の技術者によって麦芽の旨味を伝える努力を日々絶え間なく行う品質管理のお陰で美味しいビールが飲めるのですね。そして、昔のサッポロビールの技術者たちの試行錯誤の末に作られた「黒生」は今日でも多くの消費者に愛されてるのです。『ありがとう、サッポロビール。』

サッポロビールが伝えたい「三度注ぎ」

「三度注ぎの極意」は、サッポロビールだけが提唱することでなく、他のビールメーカーでも同じことを発信してるので、サイトなどで検索して頂いたほうが詳しく理解できると思いますので、そちらに譲るとします。(ちなみに、キリン・サッポロは三度注ぎ、アサヒ・サントリーは二度注ぎです。)
そして何よりも重要なのは、ビールグラスが何よりもキレイに洗浄されてるかでビールの旨さが変わると事に驚きでした。油分が付いてないグラスに三度注ぎされたビールは、缶ビールで呑んだ時の味が比較できないくらいに、三度注ぎされたビールは苦味がなく味わいが爽やかなのど越しです。ツアーに同伴した他の方がビールが苦手だけど、このビールなら飲めると言った程の味わいでした。 三度注ぎの試飲会が終わると、お土産にビールグラスが貰えるとは、500円でビール二杯(おつまみ付き)でビールグラスはお得感が大で、消費者の気持ちをガッチリと掴まれました。もう一度言おう!!『ありがとう、サッポロビール!!

サッポロビールの星のマークの由来は!!

明治初期に北海道の地にサッポロビールの礎となる「札幌麦酒醸造所」が設立されました。政府の開拓使の多くが困難に立ち向かいながら西洋の洋酒を作り続けると、想像するだけですごいなって思います。その時代のお酒は日本酒でしょうし、生産しても消費者が居なければ張り合いもないでしょうね。
空を見上げて北極星を見ながら自分たちは日本の北に居ると思いながら、ビールを作ったのか?勝手な想像ですが、サッポロビールのトレンドマークの星は、北極星から来てるのです。ある意味、北極星は開拓使のシンボルなのかもしれないです。
ちょうど1時間の見学ツアーでしたが、とても有意義でした。興味の有る方は、是非見学されてみては如何でしょうか?
ちなみに、帰りのバスの時間をチェックしとかないと、1時間近くバスを待つことになり、待つ間もう一杯になりますよ(笑)