灯台下暗し、フィナンシェの名店『リュミエール』

中央区,日本橋,食べ歩き

最近寒いので、外出を控えてます。と言うのは口実で、最近風邪気味のせいか喉の調子が良くないので、病欠で治療に専念したいのですが、ブラックな職場に居るために休むことも出来ずに、身をすり減らしながら体調を崩さないように頑張ってます。2月あたりには入院してるかも(笑)。

灯台下暗し!
フィナンシェの名店『リュミエール』

人形町周辺は、老舗の甘味処や和菓子屋の店舗が多いと思われがちですが、意外と洋菓子屋も多く点在しております。洋菓子はあまり食べないのですが、良い御店を見つけると思わず心のなかでガッツポーズです。『シュークリー』も人形町界隈では有名な洋菓子屋ですが、今回訪れた『リュミエール』は清澄通りと新大橋通りが交わる交差点を新大橋方向へと歩いていくと、クリーニング店の隣に店を構えてるのですが、気を抜くと、洋菓子屋とは気付かずパン屋と勘違いして通り過ぎてしまいます。多分扉が小さいせいかもと個人的な感想です。店内に入るとこじんまりして昔のケーキ屋さんを思い出させる雰囲気です。それはカウンターの向こうに調理場が見えるからでしょう。それでもこじんまりとした店内は温かい雰囲気に満ちてます。

フィナンシェ

カウンターのショーケースを眺めると、右側が焼きたてのスコーンやフィナンシェ。左側がケーキ、プリンにシュークリームが陳列してます。
『リュミエール』の名品フィナンシェは外側がカリカリに焼き上がってるのですが、底辺部分はふんわりと焼き上がりになっており、口に頬張った時の感触が、カリカリの部分からふんわりした部分へと圧縮した歯ごたえになり、巷でたまに見かける油でギトギトしたフィナンシェが口に蔓延することもなく、逆にバターの薫りが口の中で広がっていきます。既に袋詰されてるフィナンシェと、焼きたてのフィナンシェを入れるのにコロッケなど入れる透明なプラスチックケースの梱包に分かれてます。(袋詰めのフィナンシェは焼きたてのフィナンシェよりもプライスが高いです。)その他に簡易包装用の箱が大小有ります。このプライスでこの美味しさはまさにダークホース的な存在で、思わずガッツポーズです。
アップルパイも、『リュミエール』名物で土日祝限定の限定で1日2回しか焼き上げない逸品のアップルパイです。食してみると、甘さを極限までに抑えた微かな甘さとリンゴ本来の風味と食感を引き出してるアップルパイ。パイ生地もアップルをしっかり包み込み、生地も厚めに焼き上がってるので、口に入れるとパリパリとした生地の食感です。シロップなどの甘さを使わずに、素材の力で作り上げるアップルパイは好みが分かれると思いますが、自分はこのアップルパイの味はシンプルで好きです。
レアチーズケーキは、表面に葡萄などを載せて食べるのが、勿体無く少し眺めてました。口に入れるとこちらも甘さ抑えめです。店内で働く店員さんは二人しか居らず、この二人でテキパキと働いてると思うと、凄く感心します。
興味の有る方は、明治座の舞台観賞前後にでも訪れてみては如何でしょうか?

アップルパイ(土日祝限定)

レアチーズケーキ